お庭づくりは時間造形

お庭づくりは「時間造形」なんですよ。
パパって作ってハイ完成!というのは外構エクステリアでして、やはりお庭というものはそうはいかない。
きちんと初期の形をつくり、時間とともに生育、変化していき、当初の理想的な形に近づけていく。
この考え方が無いと、どんなに初期の形が素晴らしくてもメンテナンスしていかないと劣化して当初の理想からはかけ離れた惨状になっちゃう。
メンテナンスというのは一つの作業ではないんです。
色んな手入れの積み重ねであって、その根本にあるのがデザインコンセプト。
どんなお庭にしていくのか?というテーマみたいなものです。
そのコンセプトが理解できてないと良いメンテナンスはできない。
だから人が作ったお庭を私はメンテナンスしないんですよ。
どうしてもという場合は全体を見直してコンセプト、どのようなお庭にしたいか?これから育てていくか?をお客様と話し合ってリフォームをかけます。
全部作り直すのではなく、なるべく最小限の費用で不要な部分を削いだり、加えたり、お庭にあるすべての植物をチェックして入れ替え又は新しく植栽などをして初期のデザインの形を作ります。
私が作ったお庭ならすべて私がデザインして、私が作ってますから、土の状態まですべて覚えてますからいいのですが。
他人の作ったお庭というのはなかなかコンセプトや状態を把握するのは難しいんですよ。
このコンセプトが無いと「時間造形」の足元が無いのと同じなんですよ。
これは自分でDIYするときも同じ。
まず全体のコンセプトを決めてかからないとチグハグになるんですよ。
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