何を植えても枯れてしまう花壇の恐怖、、、
じゃなくて共通点(笑)
「うちの花壇は何を植えても枯れるんですよ、雑草だけは元気に育つんですが」
というご相談は一年を通してかなりの数あります。
ご相談の段階で花壇の写真を何枚かメールしていただきます。
・植えてある植物の状態
・表面の土の状態
・花壇の状態
・花壇まわりの環境
これらの写真で原因の特定ができます。
このようなご相談、改善のご依頼を何件もお受けしてますと、何を植えても枯れてしまう花壇には共通した問題があると分かるんです。
共通点は
「花壇に植物が殺されてる」
どの花壇も新築時からあったもの。
花壇の土を掘ると、だんだん水分が多くなり、途中から異臭がするんです。
つまり「土壌が腐ってる」んです。
原因は花壇の水が抜けないんです。
土を全部出すと、花壇の底にも丁寧にセメントが塗られているんです。
これではコップの中に土を入れて花を植えてるのと同じで土は腐り、根も腐り、枯れていく。
これを「花壇が植物を殺す」といいます。
なぜこんなことになるのか?
我々ガーデン屋は植物を植える目的で花壇を作りますが、外構屋さんは花壇を作ることが目的ですから仕方がないですね。分野が違いますから。
しかし、新築のほとんどはハウスメーカーさんにくっついている外構屋さんが流れ作業ではかしていきますから、このような花壇が今も大量生産されているわけです。