「世界の絶滅首都」と呼ばれる場所があります。
人為的に持ち込まれた植物、動物、昆虫などにより元々そこにいた在来種が絶滅、または絶滅に瀕している場所。
世界で一番その絶滅種が多い場所が「世界の絶滅首都」と呼ばれてます。
さて、どこでしょうか?
よく芸能人などが年末に行って「自然を満喫〜」ってワイドショーに出てますね。
ハワイ島です。
あのハワイの景色は人口的に作られたようなもので、あの自然の半分以上はそとから持ち込まれて在来種を駆逐した植物、樹木なんですよ。
ハワイの自然は約3000万年、外敵もなく、草食動物もおらず、病原菌もおらず、のんびり進化してきたんです。
だからハワイ独特の自然
樹木はのんびりと育つから大木ばかり
ヤブ蚊がいないから病気が無い
だから野鳥などの生き物は免疫弱い
外敵がいないから
薔薇にトゲが無い
ハーブ類が虫除けの匂いを出さない
つまりハワイという温室の中でのんびりと暮らしていた在来種。
そこへアメリカ人が農業やるために大木を切り倒し、植物をドンドン持ち込み、それと一緒に病気や虫が島に入ってきた。
厳しい競争社会を生き抜いた外来種はたちまち在来種を駆逐し始め、免疫の無い野鳥など次々と絶滅していきました。
ハワイ諸島の半分以上を外来種が侵略し、まだまだ侵略中でして。
このままではハワイは持ち込まれた動植物にすべて侵略されて完全に生態系が破壊されてしまう!というわけで、在来種を保護するために自然保護団体、活動家のみなさんの密度が高くなっているんです。
環境活動家の密度が高い絶滅地域ということで「世界の絶滅首都」と呼ばれてる訳です。