landscapeランドスケープという言葉が数年前からブームのように広がり、急にランドスケープ・デザイナーという方が出現してきました。
日本語にすると
「景域」
この意味は単なる「景観」ではなくて「目に見える風景だけの景観だけでなく、それを形作る自然、人の営み、文化、歴史など全てを含めた空間」
だから、人間が新たに景域をデザインして作り出すことは不可能に近い至難の業なんです。
ただ外構・エクステリアの業界では単純に「景観・風景」としてランドスケープという言葉を商業的に使用したり、土木屋さんは「区画整理」「都市計画」の意味で使っていたりで非常に軽いものになっちゃってます。
だからランドスケープ・デザイナーがそこらじゅうにいる現状があるわけです。
本来の意味を知ってる人はなかなか恥ずかしくて名乗れないかなと。
ただ翻訳上で海外の文献を翻訳するときに「landscape」を「景観」と訳していた期間が長いのでそれが定着してしまってるので仕方ないものもあります。
環境問題で使われるlandscapeは「生息地」や「人て生き物が暮らす地域」という意味合いで使いますね。
我々ガーデナーはあまりランドスケープという言葉は使いませんが、本来の意味で考えると「家族」が住む「お庭」という空間の草花、土を重視して、これから作られていく歴史、思い出と考えたらガーデンづくりはランドスケープと言えなくもないかなと思ったりしますね。