ガーデナーはなぜ土を大切にしたお庭づくりをするのか?

お客様のご要望をお聞きして
ガーデンデザインを描いて
それを現実のものにする
基本は「土」であり、土を大切にしたお庭づくりをする。
これが我々ガーデナーです^_^
この土を基本としてるのはお庭をつくる業種、外構、エクステリア、造園の中でもガーデナーが中心にいるガーデン屋だけと言えます。
では、なぜ「土」を大切にしたお庭づくりをするのか?
それは人間の生活の基盤には健康な土がある、という考え方がもとになっています。
「土は生きている」
スパイダーマンの敵サンドマンみたいに話しかけてくる、というのではなくて「土は呼吸している」からなんです。
もちろん土自体ではなく、土に含まれた有機物を食べる微生物やウィルス、ミミズなどの生命活動により土は常に酸素を取り入れたり二酸化炭素を出したり、水蒸気をだしたりしています。
そういう土地こそ、人が住める場所なんだよ、というガーデニングの基本精神ですね。
だから家周りを完全にコンクリートで蓋をする、またはタイルなどを敷いて完全に土を見えなくする、というのは、、、
古代ローマが宿敵カルタゴを倒したときに人がもう住めなくしてやる!って塩をまいたり、固めたりしたのと同じで、人が住む場所にしてはならないことなんだと思います。
また、ガーデナーは日本の造園と違い草花が中心のお庭づくりをします。庭木はポイントの役割ですので主役ではないんです。
草花は非常に植えた土の影響を受けやすいというものがありますので土を中心にお庭づくりを進めるんです。
ガーデナーは一人でお庭を作るのが基本なのですが、やはりこの土づくりがあるから大人数で来てバババッと作って完成!というのをやらないんです。
その庭にある土は極力使う、という考えで。
機械を持って来てザザーッとすきとって新しい土をもってくる、というのが外構スタイルですが、手をきちんと加えてやれば健康な土になるわけだからかわいそうです。
不足しているものを加えてあげて健康な土にしてやるんです。
だからお庭づくりの現場から土をドンドン運び出すというのはほとんど無いんです。リフォームなどで現状が土を盛り上げ過ぎてる〜などの時くらいですね。
これはお客様の工事費用のコストダウンにもつながっていますからね。

長々と書いてしまいましたが、何をつくるにも基礎は大切でして。
健康な土の上でこそ、住む人が楽しく健康に過ごせるんですよ^_^

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