ランドスケープとは?

数年前から急に日本でも「ランドスケープ」という言葉が聞かれるようになり、ランドスケープデザイナー、ランドスケープアーキテクトなど急に自分の肩書きまで変える方が続出(笑)
やはり流行り物に敏感なみなさんがどこの業界にもいるなと苦笑します。
このランドスケープという言葉は16世紀の風景画が起源でして日本では織田信長が本能寺で倒れてゴタゴタしてた時期です。
17世紀になって「風景」を意味するようになりました。
日本語では「風景、景観」と訳されていることから庭業界でもランドスケープという言葉を使ってしまうんでしょうね。
私がレクチャー受けたランドスケープの条件は
・人為的な要素を排除
・不規則
・変化
この3つを備えた「自然らしさ」を持つ空間
だからエクステリアの人がランドスケープって言うと「商売にならんだろ」、ランドスケープアーキテクトは土地開発から建築だから「真逆だろ」と突っ込んでしまいます。
この写真はワーズワースの庭、ライダルマウントに行ったときのものですが、これがランドスケープです。
植えたのだけど自然のまま育つ木々、不規則に生える草花たち、きちんと整備しているのでしょうがそれを感じさせない風景。
春夏秋冬、変化していく自然の美しさ。
これを小型化して身近なものにしたのがイングリッシュ・ガーデン、風景庭園ですね。
ガーデナーの分野としたら私もランドスケープ・デザイナーには入るのですが、手がけてきたお庭の規模と我が技術を考えると羞恥心が邪魔をして名乗れませんね(笑)

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