「この庭園の様式は?」
というイジワルな問題。
イギリスのハンプトンコートに同じような庭園があるから英国式庭園でしょ、という方。
鉢植えとか組み合わされているからオランダ式庭園ですよ、という方。
植物を刈り込んでいるからフランス式庭園でしょ、という方。
日本でもたまに見るから日本庭園では?という方。
これ全部正解(笑)
これは「古典主義的整形庭園」という正式名称があり、イタリアで始まった庭園の作り方なんです。
特徴はセンター園路で左右線対称。
円や正方形などの幾何学的なデザインの植栽。
何らかの規則が見て取れる庭園様式。
これをフランスが取り入れて大規模化していきました。
さらにそれをイギリスも取り入れて普及。
オランダや日本も独自の文化を取り入れていきました。
だからイギリスにあれば英国式庭園、オランダにあればオランダ式庭園となるんです。
じゃあ、この写真はどこの庭園?
これは日本庭園です。
ハウステンボスですよ^ ^
アムステルダム広場に面した家族向けのホテル・アムステルダムの入って左に見える庭園。
ハウステンボスはオランダがテーマのテーマパークですから、オランダにあった庭園をそのまま作ったんでしょうね。
だから植栽と鉢植えが混在した古典主義的整形庭園なわけです。
形式とその国の文化が融合したものが庭園として独自の形になっているんですよ^ ^
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