「土」を基本としてお庭づくりをするのがガーデン屋です。
みんなの足元から土が見えなくなってきている昨今、土の大切さを唱えてきました。
基本的に「え?土って別にいくらでもあるじゃない」って思われる方が多いかもしれませんが、地球上では土というのは貴重な資源なんですよ。
どんな資源なのかというと、我々人類の食糧の多くを生産してくれ、それに必要な微生物や生物、植物を生み出してくれる基盤なんです。
貴重な資源というのは数字で示すと。
地球の半径が約6400kmあります。表面の70%は海です。
陸地は全体の30%で、その表面にある土を均一に敷きならしたら、どれくらいの厚みになると思いますか?
答えは約18cm
地球の陸地表面に土は18cmしか無いんです。
これは地球半径の約1000万分の1です。
リンゴの皮どころじゃない、人間の皮膚より薄い割合なんです。
しかも年々、陸地から海洋に土は流れ出たり、埋め立てなどに使われたり陸地にある土は確実に減少しています。
陸地にある土も表面にコンクリートやアスファルトを被せられ生物を生み出さない死滅した土になっていますから、さらに貴重な訳です。
「土」というものは貴重な資源であり、我々人類の生活の基盤であるという意識が必要だという考えのもと、お庭づくりをしています。
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