ガーデン系の書物に「土壌」という言葉が出てきます。
「土でしょ」となりそうですが、専門的には区分けしてありまして、土と土壌は違います。
「土」は岩石が雨や風で削られたもので、それに動植物の遺骸などが微生物の作用で土に混じり合ったものが「土壌」という区分け。
わかりやすい例えが「月面には土しかなく、土壌は無い」ですね。
細かく砕けたチリが堆積した土はあるけど、混ざり合う動植物も微生物もいないから土壌にはならないんです。
学者は簡単なことを小難しく言うのが仕事ですから、ドクチャーエフ氏が土壌を説明すると
「土壌は、何らかの機械的な、偶発的な、生命のない混合物ではなく、逆に独立した一定の法則により決定され、支配される博物学的形成物である」
分かりにくくて長い(笑)