ガーデンデザイナーになりたい、というご相談は割と多いんです。
簡単です。
私はガーデンデザイナーですって言った瞬間からなれます。資格も何もありませんから自己申告です(笑)
絵が上手い下手は関係ないです。すべて「個性」ですからね。海外のデザイナーさんでも保育園児の絵みたいな方もおられますからね。
要はクライアントさんがそのデザインを見て、これから作られる自分のお庭に夢が見れるのか、うわ〜完成が楽しみ〜って、ワクワクして頂けるかが問題なんです。
絵で伝えることができるかどうか、なんですよ。
私の場合、絵で伝えれるのは頭の中にあるガーデンの6割くらいかなと思っています。
私はガーデナーですからガーデンデザインを描いて、それを自分で作ることで100%までもっていきます。
だから、たまにガーデンデザインを真似されたり盗用されたら嫌でしょ、って聞かれますが、特に思わないんです。6割の完成度のデザインを真似たらそれ以下のものしか出来ませんからね。
絵は描いてれば何とか形になるもんです。漫画家もデビュー当時の絵は違うでしょ。
絵よりまず色んな本を読むことですね^_^
ガーデンデザインは物語ですから、いろんな本を読んで知識の引き出しをたくさん持つ事です。
逆に本を読まない人間が何を提案することができるのか?と思います。
あと人のガーデンデザインを見て学ばないことですね。自分がどんな庭を作りたいかを漠然とでもいいので考えて、とにかく世界の庭をネットで検索するんです。国内のを見ても仕方ないので。
雑誌を読んで、ネットで簡単に検索して、メーカーのカタログを見たりしてお客様に提案する人が9割以上だと思いますが、それってお客様と同じレベルなんですよ。
お客様もネットで研究したり雑誌を読んだりして知識はありますからね。
それではお客様が感動することは無いし、わぁ〜とはならないと思います。
我々はプロですからね。それじゃいけないし、まず恥ずかしいと思わなければならないですね。
どんは職業にも言えることですが、自分なりの哲学をもち、貪欲に学ぶ姿勢は死ぬまで必要だと思いますね。
まず人から教えてもらうという考え方を捨てるべきですね。自分で学ぶという姿勢でないと人を感動させることはできません。