先日、テントウムシの話を書きました。
テントウムシは害虫のアブラムシを食べてくれるので益虫なんです。
益虫ならお庭にたくさんいてもいいよね〜って話を聞きますが、害虫がいないと益虫も来ません。食べ物が無いからです。
テントウムシはアブラムシを食べ尽くすのではなく、自分たちの生存環境を破壊しない程度、アブラムシが増えすぎないように調整してくれるんです。
害虫と益虫の共存関係が保たれた庭というのは、まさしく自然そのものなんですよね。
殺虫剤は害虫だけでなく益虫まで殺してしまい、さらに土に浸透して微生物たちまで死滅させます。これはベトナム戦争に使われた枯葉剤と同じ成分の除草剤にも言えることです。
私はお庭づくりに最低限のセメントしか使いません。あとは石、粘土、石灰、マグネシウム、土、竹繊維など自然にある物を使います。害虫が発生すると木酸酢などで対応し、薬品は一切使用しないよう心がけています。
これが本来のオーガニック・ガーデンのスタンスなのですが、最近は言葉だけが一人歩きしているような気がします。