「2位じゃダメなんでしょうか?」と二重国籍議員さんに言われたことでお馴染みスーパーコンピュータ「京」が8年間の稼働を終えて8月末で電源が切断されたニュース。
8年の間に技術は凄まじく進化して京は時代遅れのマシンになってしまった。
京の意思を継ぐ後継機は「富嶽」でAIの研究進化に活用されるそうです。
アーサー・C・クラークが私が生まれた1968年に生み出した映画「2001年宇宙の旅」の中で登場するコンピュータHAL9000の設定は1992年、アメリカ、イリノイ州で開発され木星探査に向かう宇宙船ディスカバリー号の乗組員として搭載、とあり。
当時はAIという言葉がなかったのですがHAL9000はカメラで状況確認して音声で乗組員とコミュニケーションを取る人工知能、まさにAIで。アーサー・C・クラークは50年前にAIを予測していたわけで、すごいですね^_^
この映画のハルの怖いところは、自分は完全無欠であり間違いは絶対に犯さない。常に間違いを犯すのは人間であり、それを修正するのが自分の任務であると自覚していた所なんですよね。
AIが行き着くところは間違いを犯す人間の存在の否定なのだそうです。
映画「ターミネーター」も派手なアクションに注目されますが、人工知能スカイネットが人類の存在を否定したことで防衛システムをハックして人類に対して宣戦布告した、という設定がベースになっています。
技術の追求は素晴らしく、人類の役割だとも思いますが、道徳的なストッパーは必要な時が来ると思いますね、遺伝子工学のように。