こんにちは、ガーデナー石川です。
新築戸建などの駐車場のコンクリートの厚みはどれくらい必要なの?
という質問がネットなどに出ています。
それに対しての回答が・・・
10cmです。
10から15cmです。
12cmです。
6cmです。
8cmです。
バラバラなんですよ。
これに対しての私のというか構造力学上の正解を言いますと。
皆さんが乗られる普通乗用車、マイカーが駐車する重さに耐えるコンクリートの最低厚は・・
6cm
これが正解です。
かなり余裕を持った厚みですと
8cm
つまり6cm~8cmが一般住宅の駐車場コンクリート厚の正解なんですよ。
うちがコンクリート厚7cmにしているのは6~8cmの間をとって7cmにしている、という理由です。
もちろん、いままで割れたというクレームは一切きていません。
当然といえば当然なんです。強度は十分にあるんですから。
では何故、外構工事屋さんは10cm~15cmのコンクリートを施工するのか?
これは色々と理由を聞きますが、例えば
・下地の砕石路盤を少なくして締め固めていなくてもコンクリートを厚くしていれば割れない
・ひび割れが起きてクレームがくるのが面倒だから
・メッシュ金網をいれなくても厚くしていれば割れないから
・薄いとコンクリートの表面仕上げがしにくいから
これは業者側の手間などの理由なんですよね。
もちろん、コンクリートのボリュームが増えた分の負担はお客様の負担となります。
このように、構造上やらなくてもいい無駄な費用をお客様が負担させられている、というのは何か残念な気がしますね。
ちなみにマイカーが10tダンプの方は10~15cmの厚みの駐車場が必要だと思いますよ。
このように無駄な厚みの駐車場コンクリートを施工するとか、いまどき5段を超えるブロック積みをするとか、それが当たり前の業者というのは、ちょっとお勉強不足じゃないかなとは思いますね。