ガーデナー石川です。
「風水」といいますと何かおまじない的に感じる方もおられると思いますが、これって極めて科学的な考え方なんです。
平城京、平安京、東京もこの風水を都市計画に取り入れているのが有名ですが、漫画や小説なので呪術的な表現をされているのでそう思われるのかなと思います。
しかし、日本人というのは宗教が流行らないのでわかるように、古代のローマ市民と似て合理的な民族なんですよ。
で、風水に話を戻しますが。
私も大学時代に「帝都物語」などの小説でこの風水を知り、土木工学という専門課程もあり、現場など地区ごとに風水を意識してみるようになりました。
大学から就職し、起業してガーデナーになり、新しいお庭を作るとき、現在あるお庭をリフォームするとき、常にこの風水を見て計画するようになりました。
新築の場合はちょっと特殊な見方なので説明は控えますが、わかりやすいお庭のリフォームで説明しますね。
風水というのは読んで字のごとく「風」と「水」なんです。
お庭において「風」とは、敷地の中を通る「空気の流れ」です。
よく言います「風通しがいいねぇ~」ですね。
それと合わせて敷地から出る空気です。
これは土が呼吸している、土の中の微生物が呼吸している、敷地の中の水分が気化したり、水や草花など香りを発している物、すべてを考えます。
風水の「水」は天から降る雨水を吸収できる土があるか、敷地に降る雨水の排水はきちんとできているか、排水桝にたまり水は無い、庭に水たまりはできてないか、かなどなど、吸収するところに吸収して、排水すべき水は排水できているか、を見ます。
以上のポイントをお庭のリフォームの場合、チェックします。
「風」が通り「水」が流れる場所は風水的に良地となります。
逆に風水的に悪い場所はブロック塀は黒くカビ、苔が生え、雨が降っても当分湿った土のまま、そして家の基礎が湿ったまま・・・これが最悪なのですが、湿気が家の基礎を通して家の中に入っていきますので、それに面した部屋は湿気た空気となり家カビ、害虫が発生という負の流れになるんですよ。
みなさん、家の中は色々と考えられるのですが、原因のほとんどは家の外にあるんです。
風水的に家まわりをチェックして、マイナスの部分を正しく治すお庭のリフォームというのもあります。
簡単に説明しましたが、植える植物により違ったり、そこに木を植えたら改善されたり、本当に合理的な考え方なんですよ、風水は。
「うちの花壇は何を植えても枯れるんですよ」
「なんかジメジメしてるんですよ」
などは、この風水が原因なので、それを取り除けば健全な流れになりますよ。
ぜひ、ご相談ください^^