ガーデナー石川です。
今日は9月1日 学校の始業式と同時に防災の日であります。
これは大正12年9月1日に発生した関東大震災にちなむのと、ちょうど台風の襲来が多い時期でもあるということで制定された日なんです。
職業柄、大きな地震や台風の被害状況を見るたびに「やっぱりこうなるかぁ」という災害なんですが、人災に近いものに目が行ってしまいます。
一番多いのがブロック塀ですね。
神戸の震災、新潟の震災、東北の震災、そして今回の熊本の震災。
どれを見ても同じ光景がありました。
背の高いブロック塀が道路側に倒壊して緊急車両の進路を妨害しているものです。
パターンと倒れて、ブロック塀がバラバラに砕けているものもありました。
「ありえない光景」です。
地面から鉄筋が突き出ていて、それに対して横に鉄筋がくくられているわけですから、パターンと倒れるはずもないし、ましてやバラバラにくだけるなんてことはありません。
ということは、鉄筋が入っていないということなんですよね・・・
100歩ゆずって地盤の状況で倒れることがあったとしてもバラバラにはなりませんね。
そのような状況をよく見かけ、業界では最低、公共に面したブロック塀に関しては5段以上のブロック塀は作らないこと。高さ1mですね。
それを超えて必要な場合はフェンスを勧めること、という流れですね。
もし最悪、倒壊してもフェンスでしたら軽量ですので撤去できるからですね。
私はブロック塀を取り上げましたが、自分の敷地であっても公共の道路に面しているところは、公共の意識をもって計画、維持管理しなければならないんですよ。
これは緑の街並みづくりに関しても同じことですね。
街並みを緑にするには公共の部分だけではなく、各家の道路面に緑を配置する意識が必要なんですよね。
では、涼しくなってきたので、みなさま、ガーデニング楽しみましょう!!