ストレスが増す外構デザインとは

ガーデナー石川です。

 

本来、外から帰宅して玄関までの空間にストレスを軽減する役割があるはずなのですが、近年その役割も忘れさられ機能面ばかりが重視されるようになってしまいました。

結果、ピシピシと異常に直線の多い、硬い雰囲気の街並みが続くことになりました。

 

人間という生き物は本来自然の中で進化して、その遺伝子の中にはやはり生活環境を自然の中にしたいという欲求があるそうです。

人工物にあって自然界に無いもの・・・・

それが「直線」ですね。

「神は自然界に直線を作らなかった」という言葉があるくらい、自然界には直線がありません。

ということは人間は曲線の中で生きてきたわけで、直線に対してストレスを感じるわけです。

建物は直線だらけ、唯一逃げ道である家まわり、お庭も直線で仕上げてあったら、住む人はどこでストレスを軽減するのでしょうか?

これが私のデザインに直線が極端に少ない理由ですね。

柔らかく、優しい玄関まわりは住む人を癒し、ストレスを軽減するんです。

プチリフォームで直線を無くし、柔らかい雰囲気に作り変えるというのも多いですよ。