ガーデナー石川です。
現在、4件ほど放置している現場があります。
放置って言葉はちょっと変ですが(笑
4件とも「セメント」がからんでいる案件なんです。
みなさん、駐車場などのコンクリートが不要になったら、取り壊して整地したら元通りだと思われていますよね。
これって大間違いなんですよ。
簡単に言いますと、コンクリートを敷いた地面というのは死にます。
施工の流れから見ますと分かりやすいです。
土地を均一に整地して、ドロドロのコンクリートを流し込みますよね。
コンクリートというのは「砂、水、セメント、砕石、AE剤などの薬品」これを混ぜ合わせたものなんです。
コンクリートを流しこむと、すぐはタプンタプンしたプリンみたいな感じなのですが、しばらくすると水分が抜けて固まり始めます。
なぜ水分が抜けるの?蒸発したの?
コンクリートの水分は地面に吸収されるんです。
で、水分だけ浸透するの?と考えたら・・・もちろん薬品も一緒に周囲の地盤を犯します。
コンクリートは完全に固まり、その上に降る雨を地面に浸透させませんから、薬品は地面の中にとどまったままになります。呼吸ができませんから土中の微生物も薬品により死滅します。
これはどういうことかと言いますと、土が死ぬわけです。
お庭のリフォームの場合、すべての土を取り除く場合と、ある程度すきとって苦土石灰などを散布し、しばらくの間、雨ざらしにして呼吸させます。
これが私のいう「放置」ですね。
リハビリさせるわけです。
死んだ土に何を植えても育ちませんからね。
うちのお庭は何を植えても枯れるんですよ~。
というご相談がよくありますが、基本的にこのコンクリートの薬品の問題か水はけで土が腐っているかのどちらかであることが多いですよ。