こんにちは、ガーデナー石川です。
新築戸建の完成から1年くらいして私にご相談に来られる方が割といます。
「きちんとしたハウスメーカーさんに外構工事も一緒に頼んだんですが、お庭に水が溜まって困ります」
という内容が多いです。
私の返答としては
「それは外構屋さんが作ったからですよ」としか言えません。
外構屋さんは駐車場、ブロック塀や整地の専門ですので左官屋さんや土木屋さんが本業なんですね。だからお庭に土を敷く場合はピシっと水平に敷きならします。
パッと見た、見栄えが良ければ完成です。
別にこれは悪いことではありませんよ、全国のハウスメーカーさんはこの方針で外構をしていますから。
本来あるそこの地面を隠すため「化粧真砂」として数センチ、上に巻いただけですので、もちろん雨が降れば沈下していきます。で、くぼんだ所が水たまりになります。
下手したら排水マスより地面が低くなっている場所もよく見かけます。
外構屋さんの完成は地面を綺麗に見せるところが着地点になります。
我々ガーデン屋は花や緑が育つ健全な土地にするのが完成の着地点ですので、水はけを最重要と考えて整地しますから水がたまることはまずありません。
もともと水はけが極端に悪い場所であっても、排水を強化して水たまりはできてもすぐになくなるように細工しますね。
良い庭、悪い庭の基準で一番大きいのはこの「水はけ」ですので、水たまりでお困りの方はお早めにご相談くださいね。